2021/12/16作成
令和4年1月17日(月)から、ゆうちょ銀行の一部サービスの料金が新設及び改定されます。
改定料金のひとつに「定額小為替の発行手数料改定」が含まれており、日々業務で定額小為替を頻繁に購入する方々(我々のような士業全般の方々)には見逃せないトピックとなります。この定額小為替は、戸籍や住民票などを各市区町村へ「郵送請求」する場合に、発行手数料の支払いを必要相当額の定額小為替を同封して行うケースが一般的利用方法として考えられ、日頃から相続手続等で全国から戸籍などを取り寄せている司法書士としては、毎日お世話になっている重要アイテムとなっております。
定額小為替とは?
定額小為替は、おもに現金に代わる送金方法として広く利用されており、50円・100円・150円・200円・250円・300円・350円・400円・450円・500円・750円・1000円の12種類の定額小為替証書から選んで、ゆうちょ銀行や郵便局の貯金窓口で購入することが出来ます。
定額小為替を購入する際、手数料をゆうちょ側へ支払う必要がありますが、この手数料が今般改定され、定額小為替1枚につき(額面金額は無関係)200円の手数料がかかることになりました。今までは1枚100円でしたが、来年1月17日からは1枚200円となります。要するに「50円の定額小為替1枚を買うために、手数料込みで250円を支払う」ことになります。
そもそも大量に使用するのであれば、1000円の小為替のみ購入して使用すればよいのですが、結局は請求先の各市区町村さんからは、「小為替はおつりの出ないようピッタリ金額を送付下さい!」と言われます。(おつりとしての定額小為替購入手数料の節約かと思われますが。。)
およそ20数年前は、定額小為替の発行手数料は1枚10円だったと記憶しています。10円から100円へ値上げをした時も驚きましたが、今回更なる値上げにも驚きました。ちなみに、今回の改定によって貯金残高証明書の発行手数料も2倍超の増額となりました。司法書士等は相続手続き等で亡くなった方の相続時残高証明を取得するケースもありますのでこちらの料金改定も見逃せません。
改訂前 | 改訂後 | |
定額小為替の発行 (1枚につき) | 100円 | 200円 |
定額小為替の再発行 (1枚につき) | 無料 | 200円 |
貯金残高証明書の発行 (1通につき) | 520円 | 1,100円 |
